茅葺き屋根のお寺~慈眼寺さんの照明リフォーム

この町のお助け隊、甲賀市のよしかわでんきです。
いつもご覧いただきありがとうございます。

滋賀県甲賀市の慈眼寺さんが茅葺き屋根にリフォームをされるという事で主に照明設置についてのご相談を頂きました。

慈眼寺のご住職と施工をされる大工さんの井口建設さんとは昔からのお付き合い。せっかく茅葺き屋根になるという事で建物の中もいろいろとこだわりたい部分があるようです。

解体が進んでいく中で照明器具についての打ち合わせ。もともと天井に隠れていた部分を見えるようにして、さらに茅葺き屋根の天井裏を見えるように一部吹き抜けにするそうです。吹き抜けから天井裏が見えるように照明を配置する計画、間接照明を使って柔らかな明るさにする事、囲炉裏を置かれるのでそこも明るくなるように・・・などなどご要望に沿えるようなプランをご提案させていただきました。

すでに内装作業は進んでいるので、機能していない電気配線を撤去したり目立つ場所にぶら下がっている配線は違うルートから配線しなおしたりと作業も進めていきます。

こういった配線も壁を掘り下げて出来るだけ隠せるように工夫していきます。

天井や梁はこのお寺の歴史の積み重ねとも言える煤でいっぱいです。マスクはすぐに真っ黒け。カッパをきて作業した方が良いですね。

外では古い茅を取り除いた屋根に新しい茅を葺いていおられました。すごい量のススキやヨシがお隣の田んぼに積みあがっています。琵琶湖のヨシも使われるそうです。

年末に出来る改修や配線整理を進めて、年明けから本格的な作業を開始しました。

玄関は入り口付近を和風ダウンライトで明るさを確保。上がり框の奥には衝立を置かれるのでそれを効果的に照らせるスポットライトを配置。

囲炉裏を置かれる吹き抜け部分にはスポットライトと間接照明を配置。配線が見えないように長いキリで天井裏から配線を下せるように工夫します。LEDのおかげでこんなにコンパクトな器具でも非常に明るく照らすことが出来るようになりました。

間接照明を取り付けていきますが、こちらは大工さんとのコラボで照明用のカバーを制作していただきました。色も周囲と同化して非常に自然な雰囲気です。

茅葺き屋根の天井裏を照らすスポットライトも下でご住職に確認いただきながら位置を決めました。

さて早速点灯式です。いつも間接照明を初めて点灯するときにはドキドキします。囲炉裏を照らすスポットライトとのバランスはバッチリで良い雰囲気に出来上がりました。茅葺き屋根の天井裏を照らすスポットライトの雰囲気もいいですね。

照明のスイッチ類はすべて集中して分かりやすく設置しました。囲炉裏の部屋は明るさを無段階に調整できるようにしました。

照明器具の設置が終わって外に出ると綺麗な夕焼けでした。

複数人で作業を行っておられる中でこれだけ綺麗にそろえながら葺いていくのはものすごく大変な作業ですね。手間も時間もかかるのも頷けます。

そして先日、囲炉裏が入ってきたと教えて頂き早速見に伺いました。風情があっていい雰囲気ですね。

玄関にある達磨さんの描かれた衝立もスポットライトで照らされいい雰囲気で浮かび上がります。ご住職も喜ばれていて本当に良かったです。

養生もすべて外され綺麗に掃除されました。非常に美しいですね。

吉川ご住職、井口建設様、今回はご依頼いただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です