ファンヒーターの分解掃除は危険です!!

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『ファンヒーターの分解掃除したら途中で止まるようになってもうた』と来店されたので早速確認すると・・・

こんばんは。家じゅうまるごとお任せくださいのよしかわでんきです。

点火動作後すぐに「EF」エラーで止まってしまいました。

エラーコード表を見ると「停電または過熱防止装置が作動し消火しました」とあります。実は、点火動作の時の音で気が付いた事がありました。

これを見て気が付きますか?

矢印の部分、配線が対流ファンに干渉しています。

分解したときにケーブルも引っ張られて弛みを固定する部品が外れてしまったままです。この対流ファンが回らないと炎の熱が放出されなくなるのでストーブ自身が発熱して非常に危険な状態になってしまいます。

配線を元の位置にまとめて仮組テストを行うと・・・

エラーもなく無事に動作しました。

火気を扱う商品なので色んな状況下でも安全に使えるように安全装置が付いていますが、やはり内部構造を熟知していない方が分解する事は非常に危険です。

当店では、石油機器技術管理士が確かな技術を持って修理いたします。不慮の火災事故を防ぐためにも石油機器の点検整備は当店にお任せください。

ファンヒーターの分解掃除は危険です!!へ2件のフィードバックがあります。

  1. 20年前のナショナルのファンヒータールーバが動かなくて電話すると古すぎてダメと女性の方から言われました

    1. お問い合わせありがとうございます。

      古くなった燃焼機器について修理をお断りするのには理由がございます。

      経年劣化が原因となった火災事故が頻発したことを受けて、経済産業省が09年4月に「長期使用製品安全点検制度」を新設されました。石油温風暖房機をはじめとする9品目を対象に安全点検などを義務づけました。また、扇風機など5品目については、製造年と標準使用期間を表示するよう求めた。例えば扇風機では、多くのメーカーが「5~10年」と設定しています。

      一方、石油ストーブは同制度の安全点検や標準使用期間表示の対象に含まれておりませんが、一般社団法人「日本ガス石油機器工業会」は「石油暖房機器には寿命があり、8年たったら点検・取り替えを」と呼びかけております。

      問題無く使えているからというお気持ちは十分理解しておりますが、我々が点検修理を行う商品についてもその後の責任が発生しますので目安として10年以上経過した燃焼系の商品については修理着手をお断りさせて頂いております。

      大切な財産を守る為にもご理解とご協力をお願いいたします。

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