寝室のエアコン取替工事~基本を抑えたキッチリ施工

いつもお世話になっているお客様から寝室のエアコン取替と子供部屋にエアコン取付を依頼いただきました。

こんばんは。この街のお助け隊よしかわでんきです。

いつもエアコン工事のブログを書いていますが、取替える時に必ず気を付けていることを今日は主に書いてみたいと思います。

エアコン取替依頼の殆どは壊れて動かなくなってからの依頼が圧倒的に多いです。その為にフロンガスが回収できない事が多いのですが当店では配管内に残っているフロンガスを必ず回収します。理由は子供たちの未来環境の為。新機種に充填されているフロンR32はオゾン破壊係数0、地球温暖化係数は675・・・これは二酸化炭素の675倍の温室効果ガスという事なのです。それよりも古いエアコンに入っていたフロンR410Aはオゾン破壊係数0ですが温暖化係数は何と2090なんです。大気放出は出来る限り避けるべきだと思いませんか?

フロンガスの回収にはフロンガス回収機が必要です。これを事業者登録として行っているのは県内でも非常に少ないのが現状です。業務用途のエアコンはフロンガスを回収する義務がありますが家庭用エアコンには回収義務はありません。

当店ではお客様の負担を少しでも減らすために室外機が動かないエアコンのフロンガス回収は当店負担で行っています。回収したフロンガスはフロンガス回収機を使って室外機に戻す作業を行う工夫を行っているために実現できる事なのです。

室内機を外すために配管カバーを外すと小動物侵入と湿気が入らないようにする為の貫通スリーブとパテが全く使われていません。室外の湿った空気がエアコンで冷やされた冷気と触れる事で結露が起こりこのようなカビが発生しています。当然エアコン裏側や内部もこのような状態になってしまいます。

今回は室外機も2階のベランダ置きだったので安全を考慮し、このようなウインチを使って重量物の搬入搬出を行いました。お客様の大切な家にも負担にならない施工を心がけています。

新しいエアコンを取り付ける際には貫通スリーブをしっかり通しました。配管穴の勾配がありすぎたので形を合わせるのが大変でしたが干渉する部分を加工して取付しました。

冷媒配管の接続加工は確実&時短の為に電動工具が使えるこのようなフレアーツールを使っています。

配管穴の隙間はこのようにパテを使って確実に埋めて小動物や湿気の侵入を防ぎます。

写真がありませんが、冷媒配管が接続できた後には電動真空ポンプを使って配管内を真空乾燥しています。

施工完了後には十分な試運転を行います。室外側でアースが取れる時にはこのような白色の線を使って目立たないように施工しています。

午前中いっぱい使って取替作業が完了しました。午後からの作業は明日のブログで紹介したいと思います。

Y様、ご依頼頂きありがとうございます。

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